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教育と保育

先生の紹介

先生インタビュー

愛宕幼稚園の先生たちは元気で明るく、みんな仲良しです。子供たちもお家の方も話しかけやすい雰囲気づくりを心がけて過ごしています。そんな先生たちを代表して、大渕直美先生にインタビューに答えてもらいました。

大渕 直美先生

子供たちを保育する上で、一番大切にしていることは何ですか?

明るい笑顔で、子供たちの目線にたって保育することです。子供たち一人ひとりの思いをくみ取れるように心がけています。

子供たちの目線にたって保育することの大切さとは?

子供たちが初めて経験する集団生活において、第2の家庭のような雰囲気の中で安心して過ごして欲しいと思います。

今までそれぞれの家庭で過ごしていた子供たちにとって、全く違った園での生活は緊張と不安でいっぱいです。家庭が恋しくなったり、初めての経験に戸惑うことは当然です。小さな体で抱える大きな不安を、全部受けとめていきたいと思っています。

まずは一人ひとりの思いや欲求を理解し、安心して過ごせるようにすることを心掛けています。家庭的で温かい雰囲気の中でしっかりと見守り、気持ちに寄り添っていくことで一人ひとりとの信頼関係が深まります。子供たちが嬉しい時は一緒に喜び、困っていたら一緒に悩み、同じ目線で共感していくことで心のパイプはさらに太くなっていきます。

普段の何気ない気持ちや思いを言葉にして出していく…。そんな小さな積み重ねが子供の心を伸ばしていき、信頼関係がより深まると思います。信頼関係や共感する力が形成された子は、自ら進んで周りの人達の気持ちに寄り添った行動を取るようになり、感情や情緒が安定してきます。子供と同じ目線で、同じ思いで、一緒に成長していけたら…と思います。

子供たちの目線に立つために、実践していることを教えて下さい。

登園時は、温かい気持ちで迎え入れ、目配り、気配りで子供たちのちょっとした変化にも気付けるように心掛けています。保護者の方ともコミュニケーションを取るようにしています。

朝の登園時は、子供だけでなく、保護者や保育者にとっても大切な時間です。元気いっぱいのニコニコ挨拶で張り切って1日をスタート!といきたいところですが、中には保護者から離れることが不安になってしまう子供もいます。

それも当然のこととしてありのままを受け止め、その子なりのペースで生活リズムを作っていけるよう応援しています。保護者の方との何気ないおしゃべりも大切な時間で、家庭内でのエピソードなどを共有し、手を取り合いながら子供の成長を一緒に見守り喜び合えたら…と思っています。園内の活動においても子供たちの何気ない些細なひと言に耳を傾け、子供たちの心情の変化を汲み取った上で一人一人に合った対応を取るようにしています。

また、子供が楽しく感じている瞬間は保育者にとっても楽しい時間です。子供の心からの笑顔は保護者にとっても保育者にとっても、かけがえのない宝物です。このように楽しい時は一緒に楽しみ、困っている時は一緒に悩むことが子供たちの気持ちを理解する上で大変重要なことだと考えています。

子供たちに愛宕幼稚園での生活を通してどんな経験をしてほしいですか?

保育者同士の作り出す和やかで安心できる雰囲気の中で、友達と一緒に楽しみながら様々な経験をして欲しいと思います。自然豊かな環境で、四季の変化を感じながらのびのびと遊び、そして日本に昔から伝わる行事や仏教行事を子供たちに伝えることを大切にしています。

それぞれの行事の意味や由来を子供たちに分かりやすく伝え、実際に見たり、聞いたり、触れたり、臭いを嗅いだり、味わったりと体験しながら学ぶことは特に大切で、家ではなかなかできない体験を思いきり満喫して欲しいです。友達や保護者とその楽しさを共感することで、その体験は子供たちにとって、より思い出深く、貴重な経験になると思います。

貴重な園での生活を、職員みんなでどのように創り上げていくか…これからも精一杯考えていきたいと思います。